理事長のつぶや記~vol.7~

土用の丑の日

 こんにちは。
 「土用の丑の日だから、鰻を食べて夏を乗り切りましょう」この季節が来ると何気なく交わされる会話です。最近は鰻の値段が高騰してなかなか食べることもできませんが...

 「土用」とは陰陽五行思想に基づく季節の変わり目を意味する雑節で、四季の四立(立春、立夏、立秋、立冬)の直前の約18日間を指します。令和4(2022)年の夏土用は7/20(水)~8/6(土)までです。その中の「丑の日」を「土用の丑の日」と言います。今年は、この18日間に「丑の日」が2回ありますので「夏の土用の丑の日」も2回あります。今年は7/23(土)と8/4(木)が「丑の日」に当たります。

 さて、丑の日に鰻を食べる習慣については様々な説があります。
 江戸時代に平賀源内が発案したという説が最もよく知られています。「商売がうまくいかない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るために源内のもとに赴いた。源内は『本日丑の日』と書いて店先に張ることを勧めた。すると、その鰻屋は大変繁盛した。その後、他の鰻屋もそれを真似るようになり、土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着した。」というものです。

 農林水産省のWebマガジンにも、「ウナギには、ビタミンA、B1、B2、E、Dのほか、カルシウム、鉄分、亜鉛、脂質(DHA、EPA)、コラーゲンなど、夏バテ予防に必要な栄養素が豊富に含まれています。特にビタミンAは、100グラム食べれば成人の一日に必要な摂取量に達します。」と紹介されています。

 みなさんも「鰻を食べて夏を乗り切りましょう!」。

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